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【図解付】暗号資産/仮想通貨とは?定義から投資までわかりやすく解説!

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太郎くん
太郎くん
仮想通貨ってよく聞くようになったけど、どんなもの?ビットコインとは違うの?わかりやすく教えてほしい。

この記事ではこんな方の疑問を解決します。

この記事を読んでわかること

仮想通貨とは何か

仮想通貨の特徴と仕組み

仮想通貨のメリット・デメリット

仮想通貨の利用用途

仮想通貨の種類

仮想通貨投資のメリット・リスク

ビットコインが初心者におすすめな理由

じゃまる
じゃまる
仮想通貨は、デジタル通貨の総称のことだよ。特徴やメリットを踏まえて、仮想通貨投資についても一緒に解説していくよ。

はじめに:暗号資産(仮想通貨)とは

「暗号資産(仮想通貨)」とは、ビットコインなど暗号化(ブロックチェーン)技術を使ったデジタル通貨の総称です。また、「資金決済に関する法律」においては以下のように定義されています。

仮想通貨とは

「暗号資産(仮想通貨)」とは、インターネット上でやりとりできる財産的価値であり、「資金決済に関する法律」において、次の性質をもつものと定義されている。 参考:日本銀行

  1. 不特定の者に対して、代金の支払い等に使用でき、かつ、法定通貨(日本円や米国ドル等)と相互に交換できる
  2. 電子的に記録され、移転できる
  3. 法定通貨または法定通貨建ての資産(プリペイドカード等)ではない

現在、流通する仮想通貨の中でビットコインは最も知名度が高いことから、「ビットコイン=仮想通貨」と思っている人も多いようです。しかし、ビットコインと仮想通貨は同じ意味ではないことを理解しておきましょう。

じゃまる
じゃまる
暗号資産と仮想通貨は、呼び方が違うだけで同じ意味だよ。 2020年5月1日に金融庁が正式名称を仮想通貨から暗号資産に変更しました。

仮想通貨と法定通貨の違い

仮想通貨と法定通貨との違いを表にしました。詳しくは次の項目「中央管理者がいない」で解説しますが、法定通貨と大きく異なるのは、通貨の発行元と発行量です。仮想通貨は、中央銀行や国家などの中央管理者が存在しません。そのため、個人間で直接取引が可能な分散型の通貨として注目されています。また仮想通貨はインターネット上でやり取りされるデジタル通貨であるため、法定通貨に比べて、いつでもどこでも簡単に取引できるメリットがあります。

比較項目法定通貨仮想通貨
発行主体国・中央銀行なし
発行量無限有限
実体ありなし
偽造できるできない
取引手数料高い安い
取引速度遅い早い
価格変動少ない大きい
使用できる場所主に発行国の国内世界中

※発行上限のない仮想通貨もあります。

仮想通貨と電子マネーとの違い

仮想通貨と電子マネーとの違いを表にしました。仮想通貨と電子マネーは、実体のないデジタル通貨であることから、共通点もいくつかあります。しかし、購入方法や発行元、利用用途と利用できる場所に大きな違いがあります。また価格変動の有無にも違いがあることを理解しておきましょう。

比較項目電子マネー仮想通貨
法律改正資金決済法
実体なし
偽造できない
購入方法現金でチャージ取引所で購入
発行主体特定の企業なし
価格変動なしあり
利用用途決済決済・送金・投資
送金できないできる
使用できる場所国内のみ世界中

発行元と購入方法の違い

電子マネーは、クレジットカード会社やモバイル決済サービスを利用して電子マネーを発行する場合もありますが、通常現金をチャージして使用します。一方で、仮想通貨は仮想通貨取引所で購入して使用します。また仮想通貨は分散型システムであるため、発行元が存在しませんが、電子マネーは、特定の金融機関や事業者が発行元となります。

利用用途と利用できる場所の違い

仮想通貨は、決済手段の他にも国境を越えた取引にも適しています。また仮想通貨は、市場の需要と供給のバランスによって価格が変動することがあり、投資対象としても利用できます。

また仮想通貨はインターネット上でやり取りされるデジタル通貨であるため、電子マネーと比べて、いつでもどこでも簡単に取引できるメリットがあります。一方、電子マネーは、主に日常的な小売店や飲食店、公共交通機関などの実店舗での支払いに利用されます。また、一部のオンラインストアでも利用することができますが、国内のみの使用に限られています。

価格変動の違い

仮想通貨は、市場の需要と供給のバランスによって価格が変動することがありますが、電子マネーは、現金をチャージするので価格変動はありません。

仮想通貨が注目される3つの特徴と仕組み

仮想通貨が注目されている理由は、仮想通貨の特徴と仕組みにあります。しっかりと理解しておきましょう。ここでは特に重要な3つの特徴について解説します。

仮想通貨の3つの特徴

  1. ブロックチェーン技術
  2. 中央管理者がいない
  3. P2Pネットワーク

ブロックチェーン技術

仮想通貨には、ブロックチェーン技術が使われています。ブロックチェーン技術は、仮想通貨の特徴を理解するために、一番に知っておきたい重要な仕組みです。

ブロックチェーンとは

データをブロックと呼ばれる単位で繋ぎ合わせ、分散型のデータベースとして機能させる技術のこと。

情報を記録・管理する台帳のこと。

ブロックチェーンとは、簡単に説明すると情報を記録・管理する技術のことです。技術と聞くとイメージが湧きにくいかもしれませんが、情報を記録・管理する台帳のことだと理解してもらえれば大丈夫です。日本語では、「分散型台帳技術」とも言われます。

ブロックチェーンは、分散ネットワークに参加する複数のコンピューターによって一定の規則に基づいて作成されるブロックと呼ばれるデータの鎖で、各ブロックには取引データなどの情報が含まれます。一度記録されたデータは改ざんができないため、不正な操作を防ぐことができます。また分散型システムであるため、中央集権的な管理がなく、管理費用の問題が発生しにくく、多数の参加者が安全に情報を共有することができます。

もっと詳しくブロックチェーンについて知りたい人は、こちらの記事を参考にしてみてください。

中央管理者がいない

仮想通貨は、中央銀行や国家などの中央管理者が存在しません。そのため、個人間で直接取引が可能な分散型の通貨として注目されています。

中央管理者とは、日本なら日本銀行、米国ならFRB(連邦準備理事会)に相当する管理組織のことです。法定通貨を取引する場合は、取引の中間に銀行などの信頼できる第三者が必要ですが、仮想通貨を取引する場合は、こういった管理者が存在せず、個人間で直接取引することができます。これにより、取引に必要な手数料が低くなるというメリットがあります。

一方で、仮想通貨は、国家や中央銀行が通貨として発行し、市場動向を見て流通量を調整したり、取引に介入したりする中央銀行は存在しません。その結果、法定通貨とは違って、国家や中央銀行がその価値を保証しているわけではありません。

仮想通貨は、国家から独立し、中央集権的な管理を受けず、自律して機能する通貨を目指して開発されたのです。

P2Pネットワーク:通信機器が管理する

仮想通貨は、中央管理者が存在せずに、どのように取引を管理しているのかと疑問に思った方も多いかもしれません。これを可能にしているのが、ブロックチェーンの特徴でもあるP2Pネットワークという仕組みです。

P2Pネットワークとは

複数のノードがデータを分散して情報共有するシステムのこと。

※ノード:仮想通貨のネットワークに接続したコンピューター端末のこと。

じゃまる
じゃまる
P2Pとは「Peer to Peer」の略称で、Peerは「仲間」を意味するよ。仲間同士で情報を持ち合う感じをイメージするとわかりやすいよ。

これまでは中央管理者である銀行などが、本店の大金庫や厳重に管理されたメインサーバーなどで、1箇所で通貨や情報が管理されてきました。しかし仮想通貨では、ネットワークに接続している端末が、個別で相互につながるP2Pネットワークを構築しています。


従来のクライアントサーバー方式


ブロックチェーンのP2Pネットワーク方式


これまでのクライアントサーバーシステムでは、1箇所で情報や通貨が管理されているため、サーバが故障するなどしてシステムダウンすると、システム全体が停止してしまうという問題があります。

しかし、P2Pネットワークは、複数のコンピューター端末が個別で相互につながることで、ネットワークを構築し、データを分散して管理しています。これにより、サーバーの1つに問題が起きてシステムダウンしたとしても、システム全体に問題は起こらなくなっています。

このように仮想通貨の取引情報は、世界中に散らばる膨大な数のパソコンやスマホやタブレットといった端末群によって記録・管理され、ユーザーが相互に監視しあう分散型のシステムとなっています。加えて、多くのユーザーのコンピューターにデータが分散して保存されることで、リスクも1カ所に集中せずに分散されます。この仕組みによって、情報の整合性やセキュリティが担保されています。

仮想通貨の種類

仮想通貨としてビットコインがよく知られていますが、他にもたくさんの仮想通貨が存在しています。ここでは、代表的な3つだけ紹介します。

ビットコイン

「ビットコインとは、世界初のデジタル通貨」

ビットコインとは、暗号化(ブロックチェーン)技術を用いた世界初のデジタル通貨です。ビットコインは、2009年にサトシ・ナカモトという人物が書いた論文をもとに発明されました。ビットコインの一番の特徴は、法定通貨で言うところの中央銀行といった管理者が存在しないことです。

ビットコインの基本情報は以下のとおりです。ホワイトペーパーや公式サイトを一度見てみると理解が深まるかもしれません。

通貨単位BTC
時価総額約72兆(2023年5月時点)
発行上限枚数2100万枚
コンセンサスアルゴリズムProof of Work
ホワイトペーパーBitcoin White Paper
公式サイトbitcoin.org
じゃまる
じゃまる
ホワイトペーパーとは、仮想通貨の企画や構想、技術的なことが書かれた公開文書で、簡単に言うとその仮想通貨の説明書みたいなものだよ。

イーサリアム

「イーサリアムとは、分散型のプラットフォーム」

イーサリアムとは、ブロックチェーンに「スマートコントラクト」という機能を組み込んだ、分散型のプラットフォームです。イーサリアムは、時価総額がビットコインに次いで第二位の仮想通貨で、2013年にロシア系カナダ人のヴィタリック・ブテリンにより考案され、2015年7月に正式にリリースされました。イーサリアムの最大の特徴は、「スマートコントラクトです。イーサリアムはこのスマートコントラクトを実装し、ブロックチェーン上にアプリケーションを入れることができる分散型のプラットフォームです。

イーサリアムの基本情報は以下のとおりです。

通貨単位ETH
時価総額約30兆(2023年5月時点)
発行上限枚数なし
コンセンサスアルゴリズムProof of Stake
ホワイトペーパーEthereum White Paper
公式サイトEthereum.org
じゃまる
じゃまる
スマートコントラクトとは、簡単に言うと自動で取引や契約を結ぶことができるプログラムだよ。

ポルカドット

「ポルカドットとは、ブロックチェーン同士を繋げるプラットフォーム」

ポルカドットは、異なる仮想通貨のネットワークを繋げることを目指しているブロックチェーンプロジェクトです。ポルカドットは、スイスにあるWeb3.0財団という財団によって開発されました。開発者の中には、イーサリアムの共同創設者の一人であるギャビン・ウッドも入っています。ポルカドットの最大の特徴は、異なるブロックチェーン間の相互運用性を実現することです。ポルカドットは、仮想通貨の抱えるスケーラビリティ問題を解決する可能性を秘めており、将来性が期待されている仮想通貨のひとつです。

ポルカドットの基本情報は以下のとおりです。

通貨単位DOT
時価総額約9000億(2023年5月時点)
発行上限枚数なし
コンセンサスアルゴリズムNominated Proof of Stake
ホワイトペーパーPolkadot White Paper
公式サイトPolkadot.network

仮想通貨の利用用途

仮想通貨の利用用途は、大きく分けて以下の3つです。仮想通貨は投資や投機のイメージが強いですが、日常における仮想通貨の使い方もあります。

仮想通貨の利用用途

  1. 投資・投機
  2. 送金・決済
  3. 分散型アプリケーション開発

投資・投機

仮想通貨の1つ目の利用用途は、「投資や投機」です。 仮想通貨は価格変動の大きさや成長が期待される市場の特徴から、投資家や投機家にとって魅力的な対象となっています。ただし、仮想通貨市場はリスクも伴い、価格変動や市場の不確定性に対する注意が必要です。投資や投機を検討する際には、十分な知識や情報収集を行い、自身のリスク許容度に基づいた適切な判断をすることが重要です。

送金・決済

仮想通貨の2つ目の利用用途は、送金と決済です。仮想通貨は、インターネット上でやり取りされるデジタル通貨のため、時間や場所にとらわれず、いつでもどこでも送金や決済に利用することができます。以下3つの具体例を紹介します。仮想通貨の利用はまだ一般的ではないため、利用可能な場所やサービスは限られていますが、将来的にはさらなる普及が期待されています。

送金・決済

  1. 個人間での直接送金
  2. 実店舗・ネットショッピングでの決済
  3. 透明性の高い寄付

個人間での直接送金

仮想通貨は、金融機関を介さずに、個人間で直接取引を行うことができます。仮想通貨を使った個人間での直接送金は、煩雑な手続きがなく迅速かつ低コストで取引を行うことができる利点があります。また、仮想通貨は中央銀行や政府の管理を受けずに所有や送金ができるため、国境を越えた送金にも適しています。

実店舗・ネットショッピングでの決済

仮想通貨は、一部のオンラインショップや実店舗で商品やサービスを購入することができます。現在、国内でビットコイン決済が可能な店舗は以下の通りです。

国内のビットコイン決済可能なお店

  • ビッグカメラ(家電量販店)
  • コジマ(家電量販店)
  • ソフマップ(パソコン販売店)
  • エイチ・アイ・エス(旅行代理店)
  • メガネスーパー(眼鏡販売店)

透明性の高い寄付

仮想通貨は、透明性の高い寄付にも使われています。法定通貨で寄付を行った場合、寄付を必要とする相手に本当に届いているのかわからないという不透明性があります。しかし、仮想通貨による寄付は、ブロックチェーン上に取引履歴が永久的に残されるため、誰が受け取ったかを明確に把握することが可能です。

分散型アプリケーション(Dapps)開発

仮想通貨の3つ目の利用用途は、分散型アプリケーションの開発です。仮想通貨はブロックチェーン技術を基盤としており、分散型の取引やデータ管理を可能にします。分散型アプリケーション開発の代表的な仮想通貨として、イーサリアムが挙げられます。分散型アプリケーションの例を3つ紹介します。

じゃまる
じゃまる
分散型アプリケーションとは、そのままの意味でいつもスマホで使っているアプリのことだよ。いつものアプリと違うところは、データの管理方法が分散型であることだよ。

分散型アプリケーション

DeFi(分散型金融):DeFiは仮想通貨を活用した金融サービスを提供し、スマートコントラクトに基づいた開発が行われています。例えば、借貸プラットフォームや流動性プールなどのDAppsが仮想通貨を利用して構築されています。

メタバース(ゲームアプリ):仮想通貨を使用したゲームアプリの開発も進んでいます。オンライン上で作られた仮想空間で、ゲームやバーチャルイベントが楽しめます。仮想通貨をゲーム内の経済システムに組み込み、トークンの発行や取引を通じてユーザー間でのアイテムの売買や資産の交換を実現します。

NFT(分散型市場):仮想通貨を利用した分散型マーケットプレイスの開発も進んでいます。これにより、トークンの取引やNFTの売買が直接行われ、中間業者を介さずに取引が成立します。

仮想通貨のメリット

仮想通貨の最大の特徴は、個人間で直接送金できる点です。これがもたらすメリットは、大きく分けて3つあります。これらのメリットから、従来の銀行振込や他の決済手段よりも便利で効率的な送金が可能になり、注目されています。

個人間送金ができるメリット

  1. 取引の迅速性
  2. 取引にかかるコストの削減
  3. 国境を越えた送金の容易さ

迅速な取引:素早い取引が可能

仮想通貨の送金は、直接相手に送金することができるため、銀行の振込や国際送金に比べて迅速です。通常、仮想通貨の送金は数分から数時間で完了します。これは、ブロックチェーン技術によってトランザクションが直接行われるためです。

手数料が無料か格安:低コストでの送金が可能

仮想通貨は中央集権的な機関に頼らずに送金ができるため、手数料が非常に低く抑えられています。また、仮想通貨を送金する際には、国際送金などの手続きも必要ありません。このため、送金手数料が格安であり、少額の送金もコストや手間を抑えて送金できるというメリットがあります。

世界共通のお金:世界中どこでもいつでも取引可能

仮想通貨は国境を越えて直接送金ができるため、国際送金において特に便利です。従来の銀行送金や決済手段では、通貨の変換や中間銀行を経由する必要があり、手続きや手数料が複雑になることがありますが、仮想通貨の場合はそれらの制約が軽減されます。

さらに仮想通貨は、世界共通のお金(通貨)です。インターネットを介して取引が行われるため、場所や時間にとらわれず24時間365日、世界中どこでも取引が可能です。また、通貨の交換手数料が安いことや着金までにかかる時間が早いことで、海外取引においても手軽に利用することができます。

仮想通貨のデメリット

仮想通貨のデメリットは、大きく分けて以下の3つです。

仮想通貨のデメリット

  1. スケーラビリティ問題
  2. エネルギー消費の課題
  3. 関連法規が未整備

スケーラビリティ問題

仮想通貨の1つ目のデメリットは、スケーラビリティ問題です。スケーラビリティ問題とは、利用者の増加に伴い取引が増えることで、送金に時間がかかったり、送金要求が承認されなかったり、取引手数料が高騰するといった一連の問題のことを指します。

仮想通貨に利用されているブロックチェーンは分散型のデータベースであり、全てのノードがトランザクションを承認する必要があります。大量のトランザクション処理を行う場合には処理能力が限られてしまい、処理速度が遅くなってしまいます。現行のブロックチェーン技術では、1つのブロック内に格納できるトランザクション数に制限があり、高速なトランザクション処理には課題が残っています。

エネルギー消費の課題

仮想通貨の2つ目のデメリットは、エネルギー消費の課題です。ブロックチェーンのマイニングや検証プロセスには高いエネルギー消費が伴い、環境への負荷が大きくなってしまう可能性があります。

仮想通貨に利用されているブロックチェーンのセキュリティはコンセンサスアルゴリズムによって維持されますが、「PoW(Proof of Work)」のようなコンセンサスアルゴリズムは、大量の計算作業が必要です。このため、膨大な計算量により多くの電力が必要となり、エネルギー消費量が増加します。

このような課題に対して、イーサリウムは、コンセンサスアルゴリズムをエネルギー効率の高い「PoS(Proof of Stake)」に移行させ、エネルギー消費量は99.9%減少させました。また、環境に優しい仮想通貨の開発も進んでいます。環境のサステナビリティ(持続可能性)が重要視されている昨今、仮想通貨の業界でも積極的な取り組みが進められています。

関連法規が未整備

仮想通貨の3つ目のデメリットは、関連法規がまだ整備されていない点です。

仮想通貨に利用されているブロックチェーンは、まだまだ新しい技術です。ブロックチェーンを使った多くの実験的な改良がなされ、その技術を活かした多種多様なサービスが世界中で生み出されています。そのため、法整備が追い付かずに、未整備の状況が発生しやすくなります。

日本では、2017年4月1日に施行された「改正資金決済法」によって、暗号資産として暗号資産が定義され、その後も金融庁を中心に、法整備や業界の健全性確保など、行政としての動きが続いている最中です。仮想通貨に関連する法的整備は、今や世界各国の課題と言えます。

仮想通貨投資を始めるメリット

次に仮想通貨投資について解説していきたいと思います。仮想通貨を購入して投資を始めるメリットは、以下の3つです。

仮想通貨投資を始めるメリット

  1. 少ない資金で大きな利益が狙えること
  2. 少額からでも投資できること
  3. 仮想通貨市場の将来性が高いこと

少ない資金で大きな利益が狙える

仮想通貨の購入は、少ない資金で大きな利益を狙える可能性があります。仮想通貨市場はまだ新興であり、投資家の期待や市場のニュースなどが価格に大きな影響を与えることがあります。また、新興市場のため、規模や流動性が比較的小さく、価格変動が大きくなりやすい特徴があります。この特徴ゆえに、少額の投資でも高いリターンを得る可能性があります。

過去にはビットコインをはじめ、1000倍以上に急騰したアルトコインのSHIB(柴犬コイン)など様々な銘柄が大きな利益を出しています。


仮想通貨投資を始めた時期


仮想通貨投資の利益額


画像引用元:Money Method「株式会社ZUU」

上図は、株式会社クロス・マーケティングが2022年1月に行った、20代~60代の投資家1000名を対象にしたアンケート結果です。

このアンケート結果によると、58%の人が5万円未満の利益を出せています。また、注目して欲しいのは、仮想通貨投資の開始時期です。2021年に取引を始めた人が最多29%で、次に2020年に始めた人が23%でした。半数の以上の人が2年以内に利益を出せていることがわかります。

じゃまる
じゃまる
仮想通貨投資を始める一番の魅力だね。

少額からでも投資できる

仮想通貨の購入は少額からでも投資できます。少額の投資でも参加できるため、初めての投資や資金の限られた人々にとって魅力的な選択肢となります。また、さらにリスクを抑えた積立投資も可能です。

ビットコインは1BTC数百万円しますが、0.0001BTCや0.001BTCといった低い単位で取引ができるので、少額から投資が始められます。国内では、1円から仮想通貨投資を始めることができる取引所もあります。

少額からでも仮想通貨を購入することで、投資のチャンスを得ることができます。

仮想通貨市場の将来性が高い

仮想通貨を購入するメリットの3つ目は、仮想通貨市場の将来性の高さです。仮想通貨は新しい技術や金融の形態として注目を集めており、成長が期待されています。将来的には仮想通貨が一般的な支払い手段や資産の形態として広く受け入れられる可能性があります。

仮想通貨はブロックチェーン技術を基盤としており、分散型の取引やデータ管理を可能にします。この技術はセキュリティや効率性の向上に寄与し、さまざまな業界や分野での応用が期待されています。

ブロックチェーンを利用したサービス

DeFi:分散型金融。手数料が安く、年利の高い金融サービスを利用できる

NFT:NFTアートやNFTゲームなど、様々な業界で利用が進んでいる

メタバース:オンライン上で作られた仮想空間、ゲームやバーチャルイベントができる

また、仮想通貨は国境を越えた取引や送金に利用されることができます。特に経済的に発展途上にある地域では、仮想通貨を活用した金融サービスやインフラの需要が高まっています。これにより、将来的に仮想通貨市場の成長が見込まれています。

じゃまる
じゃまる
銀行などに安全にお金を保管できない国などは、デジタル通貨の方が安全だね。

このように、技術の進歩やグローバルな需要の増加により、仮想通貨市場はまだまだ成長の機会を持っていることから、今後仮想通貨の価値が上がる可能性があります。

知っておきたい仮想通貨投資のリスク

仮想通貨投資を始める際は、必ずリスクを正しく理解してから始めましょう。

仮想通貨投資の3つのリスク

  1. 価格変動リスク
  2. パスワードやリカバリーフレーズの管理リスク
  3. ハッキングに遭うリスク

価格変動が大きい

仮想通貨の1つ目のリスクは、価格変動が大きいことです。価格変動が大きいことは、仮想通貨投資の魅力のひとつですが、同時に仮想通貨投資のリスクにもなります。価格変動の要因として、以下のようなものが挙げられます。

価格変動の要因

  1. 市場需給バランスの変化:仮想通貨市場は需給によって価格が左右されます。需要や供給の変動によって価格が急激に変動することがあります。
  2. 法定通貨や政治的要因:法定通貨の価値変動や政治的な不安定要因が仮想通貨価格に影響を与えることがあります。
  3. ハッキングやセキュリティの脆弱性:仮想通貨取引所やウォレットのハッキング被害が発生し、大量の仮想通貨が流出することがあります。これによって市場の信頼性が低下し、価格に大きな変動が生じることがあります。

適切な知識とリスク管理の手法を持つこと、短期的な投資を避けることで、価格変動のリスクに対処することができます。また、投資をする際は、自身のリスク許容度や投資目的に合わせて適切な判断を行いましょう。また、専門家の意見や市場動向を注視することも重要です。

パスワードやリカバリーフレーズの管理リスク

仮想通貨の2つ目のリスクは、パスワードやリカバリーフレーズの管理リスクです。これらの情報が漏洩したり失われたりすると、資産の紛失や不正アクセスされてしまう可能性があります。

じゃまる
じゃまる
リカバリーフレーズ(シードフレーズ)とは、仮想通貨ウォレットの復旧に必要な「複数の英単語の組み合わせ」のことだよ。

パスワードやリカバリーフレーズの管理は、仮想通貨やビットコインの利用においてとても大切です。強力なパスワードを使用し、定期的な変更、二要素認証の有効化などのセキュリティ対策を取る必要があります。また、誰かにパスワードやリカバリーフレーズを聞かれても絶対に答えてはいけません

ハッキングに遭うリスク

仮想通貨の3つ目のリスクは、個人のウォレットや取引所がハッキングされ、資産を失う可能性があることです。

過去には、仮想通貨関連のハッキング事件がいくつか報告されています。2014年に起きたマウントゴックス事件では、不正アクセスによって当時レート約470億円相当のビットコインが盗まれました。

じゃまる
じゃまる
この事件以降、仮想通貨界の一部では、取引所がハッキングされたり、誤送信などで仮想通貨を失ったりすることを「ゴックスする」と呼ぶようになりました。

ハッキングに遭うリスクを減らすために、信頼性の高いウォレットや取引所を選ぶようにしましょう。

もっと詳しくリスク管理を知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

ビットコインが初心者におすすめな理由

ビットコインが仮想通貨投資の初心者におすすめな理由は、保有している人が多く、その結果得られるメリットが多いからです。ビットコインは仮想通貨の中でも最も取引量が多く、信頼性の高い通貨として知られています。初めて仮想通貨投資をする場合、大規模なユーザーベースがあるビットコインは、市場の流動性が高く、取引がしやすいメリットがあります。

保有している銘柄
画像引用元:Money Method「株式会社ZUU」

上図は、株式会社クロス・マーケティングが2022年1月に行った、20代~60代の投資家1000名を対象にしたアンケート結果です。この結果からも、ビットコインを保有している人が多いことが分かります。

ビットコインがおすすめな理由

  1. 信頼性が高い→破綻リスクが少ない
  2. 流動性が高い→取引しやすい、価格変動リスクが少ない
  3. 情報収集がしやすい→勉強しやすい

仮想通貨の価値は、国や銀行に保証されたものではありません。信頼性の高いビットコインは、破綻リスクが少ない通貨です。またビットコインは、仮想通貨の中で最も取引量が多いです。多くの投資家やトレーダーがビットコインに参加しており、市場の流動性が高い状態が続いています。高い流動性があることは、取引所を選ばず簡単に取引を行うことができ、自身の目的に応じてビットコインの売買することができます。また、高い流動性は市場の効率性を高め、価格の変動リスクを低減する効果や価格操作や悪質な行為が難しいというメリットもあります。

さらに保有している人が多いことは、多くの情報を収集する上で有利です。仮想通貨投資をする際に、仮想通貨に関する知識を深めたり、最新のニュースや情報をキャッチして、リスク管理を行うことはとても重要です。また、何かわからないことがあったり、困った時も自分で情報を集め、解決することができます。

 

このように保有している人が多いビットコインは、他の仮想通貨に比べて取引量が多く、市場の流動性が高いため、初心者でも取引しやすいメリットがあります。また、他の仮想通貨に比べて、価格変動や破綻リスクを抑えることができます。さらに、保有者の多さは情報収集にも役立ち、自己学習やリスク管理にも貢献します。

仮想通貨に関するよくある質問

 仮想通貨投資は必ず儲かるの?

いいえ。必ず儲かるという保証のある投資はありません。必ずリスクを理解してから、仮想通貨投資を始めましょう。

 仮想通貨は危ないの?

 一概に仮想通貨は危ないとは言い切れません。仮想通貨投資には、価格変動が大きいリスクがあり、危ないと言われています。しかし、短期的な投資を避けることや適切な知識とリスク管理をすることで対処することができます。

まとめ:暗号資産(仮想通貨)投資はビットコインから始めよう

今回は仮想通貨の定義から投資まで解説してきました。

仮想通貨は、ブロックチェーン技術を利用したデジタル通貨の総称であり、法定通貨や電子マネーとは異なる存在です。その注目される理由は、特徴的な仕組みと利用の幅広さにあります。また仮想通貨はブロックチェーンを基盤としており、中央の管理者がいない分散型システムとして注目されています。

仮想通貨投資は、少額から始められる魅力があり、高い利益を得られる可能性もあります。しかし、同時に価格の変動やハッキングのリスクも伴います。ビットコインは初心者にとっておすすめの選択肢ですが、投資を始める前にしっかりと情報収集し、リスク管理を徹底することが大切です。自己の投資目標を明確にし、適切な戦略を立てて投資に臨みましょう。投資は個々の責任で行うものであり、慎重な判断と正確な情報を基に行動しましょう。

本日のまとめ:暗号資産/仮想通貨とは

  1. 仮想通貨はブロックチェーン技術を使ったデジタル通貨の総称
  2. 仮想通貨は法定通貨や電子マネーとは別物
  3. 仮想通貨が注目される理由は特徴と仕組み
  4. 仮想通貨はブロックチェーンを使っている
  5. 仮想通貨は中央の管理者がいない分散型システムとして注目されている
  6. 分散型システムの仕組みは、P2Pネットワーク
  7. 仮想通貨にはビットコイン以外にもたくさんの種類がある
  8. 仮想通貨の利用用途は3つで、投資、送金、Dapps開発
  9. 仮想通貨の最大のメリットは個人間で直接取引できること
  10. 仮想通貨はスケーラビリティ問題、エネルギー消費の問題を抱えている

本日のまとめ:暗号資産/仮想通貨投資とは

  1. 仮想通貨投資は少額から始められ、高い利益を得られる可能性がある
  2. 仮想通貨投資は価格変動やハッキングのリスクもある
  3. 初心者にはビットコインがおすすめ
  4. ビットコインのおすすめ理由は信頼性・高い流動性・容易な情報収集
じゃまる
じゃまる
ここまでお疲れ様でした。読んでくれてありがとう!興味を持った人は、ぜひ仮想通貨投資を始めてみてください。
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