仮想通貨は「やめとけ」と言われる３つの理由｜リスクを正しく理解しよう

この記事ではこんな方の疑問を解決します。

はじめに：仮想通貨は「やめとけ」と言われる３つの理由

仮想通貨が「やめとけ」と言われる理由は３つあります。しかし、仮想通貨のリスクや仕組みを正しく理解して投資を行えば、リスクに対処することができます。

「仮想通貨で稼ぐ＝ギャンブル」だと思われているから

仮想通貨が「やめとけ」と言われる１つ目の理由は、「仮想通貨で稼ぐ＝ギャンブル」だと思われているからです。

仮想通貨投資に失敗して大損したという話も珍しくないことから、仮想通貨がギャンブルだと思っている方も多いのではないのでしょうか。しかし、「仮想通貨で大損する可能性がある＝ギャンブル」ということではありません。仮想通貨がギャンブルと思われる理由は、その価格の大幅な変動や市場の不安定さによるものです。市場の需要と供給、ニュースや規制の影響などさまざまな要素によって影響を受けています。

また、仮想通貨市場はまだまだ発展途上であり、規制や監督体制が整備されていないこともギャンブルの要素として指摘されており、規制の不確実性や詐欺のリスクが存在することは確かです。

価格変動のリスクは、短期的な投資になればなるほどリスクが高まりますが、中長期投資であればこのリスクを下げることができます。投資判断には慎重さが求められますが、適切な知識やリスク管理を行うことで、仮想通貨への投資はギャンブルではなく、新たな投資の機会となり得ます。

そもそも仮想通貨を理解していないから

仮想通貨が「やめとけ」と言われる２つ目の理由は、仮想通貨を理解していないからです。

仮想通貨は新しい技術であり、一般の人々にとっては理解が難しいとされています。ブロックチェーン技術や暗号通貨の仕組みに関する知識が不足しているため、その利用や投資に対して不安が生まれ、その結果仮想通貨は、「やめとけ」と言われる機会が増えています。

しかし、仮想通貨の基本的な仕組みや特徴を理解すれば、そのメリットやリスクを適切に評価することができます。まずは仮想通貨について理解した上で、投資するかどうか判断することが重要です。

価格変動が激しくリスクが大きいから

知っておきたい仮想通貨投資のリスク

仮想通貨投資を始める際は、必ずリスクを正しく理解してから始めましょう。

価格変動が大きい

仮想通貨の１つ目のリスクは、価格変動が大きいことです。価格変動が大きいことは、仮想通貨投資の最大のメリットですが、同時にリスクでもあります。価格変動の要因として、以下のようなものが挙げられます。

適切な知識とリスク管理の手法を持つこと、短期的な投資を避けることで、価格変動のリスクに対処することができます。また、投資をする際は、自身のリスク許容度や投資目的に合わせて適切な判断を行いましょう。また、専門家の意見や市場動向を注視することも重要です。

仮想通貨の価値自体が消滅する可能性がある

仮想通貨の２つ目のリスクは、仮想通貨の価値が消滅する可能性があることです。仮想通貨の価値は、国や銀行に保証されたものではありません。プロジェクトの信頼性や進捗次第で、価値がゼロになってしまうこともありえます。

投資銘柄を選ぶ際は、プロジェクトの開発の目的や運営の信頼性、投資者の信頼性、その通貨の流動性や時価総額などをよく見て、判断するようにしましょう。また、草コインと呼ばれる超マイナーな仮想通貨への集中投資は控えましょう。

法整備によって規制がかかる可能性がある

仮想通貨の３つ目のリスクは、法整備によって規制がかかる可能性があることです。

仮想通貨市場はまだまだ新興であり、世界各国で仮想通貨の法整備や規制が進められています。日本では、２０１７年４月１日に施行された「改正資金決済法」によって、暗号資産として暗号資産が定義され、その後も金融庁を中心に、法整備や業界の健全性確保など、行政としての動きが続いている最中です。

パスワードやリカバリーフレーズの管理リスク

仮想通貨の４つ目のリスクは、パスワードやリカバリーフレーズの管理リスクです。これらの情報が漏洩したり失われたりすると、資産の紛失や不正アクセスされてしまう可能性があります。

パスワードやリカバリーフレーズの管理は、仮想通貨やビットコインの利用においてとても大切です。強力なパスワードを使用すること、パスワードの定期的な変更、二要素認証の有効化などのセキュリティ対策を取る必要があります。また、誰かにパスワードやリカバリーフレーズを聞かれても絶対に答えてはいけません。

詐欺に遭うリスク

仮想通貨の５つ目のリスクは、詐欺に遭うリスクです。仮想通貨の業界には、不正な取引所や詐欺的なプロジェクトが存在することは確かです。投資銘柄や取引所を選定するときは、慎重な調査と情報収集が重要です。

不正な取引所：一部の仮想通貨取引所は信頼性が低く、ユーザーの資産を盗むために設計されている場合があります。特に海外の取引所を利用する前は、取引所の評判や信頼性を調査することが重要です。

詐欺的なプロジェクト：ICO（Initial Coin Offering）やトークンセールといったプロジェクトには、詐欺的なものも存在します。投資前にプロジェクトや運営の信頼性を確認する必要があります。

高いリターンを保証する投資案件や怪しい取引所には注意が必要です。知らない相手に個人情報を送るのは絶対にやめましょう。

ハッキングに遭うリスク

仮想通貨の６つ目のリスクは、個人のウォレットや取引所がハッキングされ、資産を失う可能性があることです。

過去には、仮想通貨関連のハッキング事件がいくつか報告されています。2014年に起きたマウントゴックス事件では、不正アクセスによって当時レート約470億円相当のビットコインが盗まれました。

ハッキングに遭うリスクを減らすために、信頼性の高いウォレットや取引所を選ぶようにしましょう。

それでも仮想通貨投資を始めるメリット

仮想通貨は「危ない」、「やめとけ」と言われても、仮想通貨を購入して投資を始めるメリットは、以下の３つです。

少ない資金で大きな利益が狙える

仮想通貨投資は、少ない資金で大きな利益を狙える可能性があります。仮想通貨市場はまだまだ新興であり、投資家の期待や市場のニュースなどが価格に大きな影響を与えることがあります。また新興市場のため、規模や流動性が比較的小さく、価格変動が大きくなりやすい特徴があります。この特徴ゆえに、少額の投資でも高いリターンを得る可能性があります。

過去にはビットコインをはじめ、１０００倍以上に急騰したアルトコインのSHIB（柴犬コイン）など様々な銘柄が大きな利益を出しています。

画像引用元：Money Method「株式会社ZUU」

上図は、株式会社クロス・マーケティングが２０２２年１月に行った、２０代～６０代の投資家１０００名を対象にしたアンケート結果です。

このアンケート結果によると、５８％の人が5万円未満の利益を出せています。また、注目して欲しいのは、仮想通貨投資の開始時期です。２０２１年に取引を始めた人が最多２９％で、次に２０２０年に始めた人が２３％でした。半数の以上の人が2年以内に利益を出せていることがわかります。

少額からでも投資できる

仮想通貨の購入は少額からでも投資できます。少額の投資でも参加できるため、初めての投資や資金の限られた人々にとって魅力的な選択肢となります。また、さらにリスクを抑えた積立投資も可能です。

ビットコインは1BTC数百万円しますが、0.0001BTCや0.001BTCといった低い単位で取引ができるので、少額から投資が始められます。国内では、１円から仮想通貨投資を始めることができる取引所もあります。

少額からでも仮想通貨を購入することで、投資のチャンスを得ることができます。

仮想通貨市場の将来性が高い

仮想通貨を購入するメリットの３つ目は、仮想通貨市場の将来性の高さです。仮想通貨は新しい技術や金融の形態として注目を集めており、成長が期待されています。将来的には仮想通貨が一般的な支払い手段や資産の形態として広く受け入れられる可能性があります。

仮想通貨はブロックチェーン技術を基盤としており、分散型の取引やデータ管理を可能にします。この技術はセキュリティや効率性の向上に寄与し、さまざまな業界や分野での応用が期待されています。

また、仮想通貨は国境を越えた取引や送金に利用できます。特に経済的に発展途上にある地域では、仮想通貨を活用した金融サービスやインフラの需要が高まっています。これにより、将来的に仮想通貨市場の成長が見込まれています。

このように、技術の進歩やグローバルな需要の増加により、仮想通貨市場はまだまだ成長の機会を持っていることから、今後仮想通貨の価値が上がる可能性があります。

リスク対策５選：リスクから資産を守る方法

仮想通貨投資のリスクを正しく理解したら、リスク対策もしていきましょう。

破綻リスクのない銘柄・取引所を選ぶ

仮想通貨のリスクから資産を守るための1つ目の方法は、破綻リスクのない銘柄や取引所を選ぶことです。信頼性の高い銘柄や取引所を選ぶことで、投資資産をより安全に守ることができます。取引所と投資銘柄を選ぶ際は、最低限以下のポイントを確認するようにしましょう。また仮想通貨投資を検討する際には、自身のリスク許容度を明確にし、投資目的に合わせて慎重に判断しましょう。

長期投資を前提にする

仮想通貨のリスクから資産を守る方法の２つ目は、長期投資を前提とすることです。長期投資は、市場の一時的な変動や価格の波乱に左右されず、より安定したリターンを追求することができます。

長期投資では、一時的な価格変動や市場のボラリティが短期投資よりも影響を受けにくくなります。市場の状況が安定するまで待つことで、より有利な状態で投資を行うことができます。また長期投資は、複数の仮想通貨や他の資産クラスに分散投資することができ、リスクを分散しポートフォリオ全体の安定性を高めることができます。

これらの理由から短期的な投資を避けることで、価格変動のリスクに対処することができます。

信頼できる情報を集め、知識を身につける

仮想通貨のリスクから資産を守る方法の３つ目は、信頼できる情報を集めて知識を身につけることです。情報の正確性と信頼性を確保することで、より適切な投資判断を下し、リスクを最小限に抑えることができます。悪質な仮想通貨を購入しないためには、利用者のリテラシーが求められます。

仮想通貨市場は急速に変化しており、情報の正確性とタイムリーな更新が重要です。信頼できる情報源から入手した情報を基にすることで、市場の動向やリスク要因についてより正確な判断ができるようになります。特にマイナーなアルトコインへ投資するときは、より慎重に情報を判断する必要があります。情報判断のポイントは以下の３つです。公式サイトなど信頼できる情報サイトを通じて情報収集しましょう。

正確な情報の収集と適切な知識の習得により、リスクを最小限に抑えることができます。専門家のアドバイスや信頼できる情報源を活用し、自身の投資戦略に反映させることで、より賢明な投資判断を行いましょう。しかし、情報収集には時間と努力が必要であり、常に最新の情報を追いかける必要があります。

もっと詳しく仮想通貨の勉強方法について知りたい人は、こちらの記事を参考にしてみてください。

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セキュリティ対策を徹底する

仮想通貨のリスクから資産を守る方法の４つ目は、セキュリティ対策を徹底することです。セキュリティ対策を行うことで、ハッキングや不正アクセスなどのリスクを軽減し、資産を守ることができます。仮想通貨市場はハッカーの攻撃の標的となりやすいため、個人のウォレットや取引所のセキュリティ対策が重要です。

利用する取引所のセキュリティ体制やウォレットの種類なども確認しておくことも重要です。特にDeFiなどを利用する場合は、利用するサービスの信頼性やセキュリティ体制をしっかりと確認しましょう。

必ず余剰資金で投資する

仮想通貨のリスクから資産を守る方法の５つ目は、必ず余剰資金で投資することです。仮想通貨に限らず、投資には価格変動や市場の不確実性などのリスクが存在します。したがって、生活費や将来の予定に影響を及ぼさない余剰資金を投資することで、リスクに対する心理的な負担を軽減し、適切に資産を守ることができます。

危険すぎる：初心者がすべきでない投資方法

仮想通貨に限らず投資は、最終的に自己判断になりますが、仮想通貨をこれから始める人には、以下のような投資方法はおすすめしません。

レバレッジ取引はしない

初心者がすべきでない投資方法の１つ目は、レバレッジ取引です。レバレッジ取引は、投資額に対して借り入れを行い大きな利益を狙える一方、損失も大きくなる可能性があります。初心者は市場の動向の把握やリスク管理について経験を積む必要があるため、レバレッジ取引は避けるべきです。

初心者がレバレッジ取引を避けるべき理由

1. ハイリスク：レバレッジ取引は元本に対して大きなリスクを伴います。借り入れた資金を使って行う取引なので、予想外の価格変動によって損失が拡大する可能性があります。
2. 心理的負担：大きな損失が発生する可能性があるため、初心者にとっては精神的な負担が大きいです。市場の変動に対して冷静な判断をすることが難しい場合があります。

初めての仮想通貨投資では、安定した成長を目指すような長期的な戦略を採用する方がおすすめです。投資に取り組む際には、自身のリスク許容度を明確にし、冷静な判断を行いましょう。

短期取引はしない

初心者がすべきでない投資方法の２つ目は、短期取引です。短期取引は市場の変動によって利益を狙う取引方法であり、高い知識や経験が要求されます。初心者は市場の変動を正確に予測するのが難しく、短期取引によるリスクも高いため、慎重になるべきです。特に仮想通貨は価格変動が大きく、情報収集やテクニカル分析のスキルを十分に持ったプロでも難しいとされています。

超マイナー仮想通貨へ集中投資しない

初心者がすべきでない投資方法の３つ目は、超マイナーな仮想通貨への集中投資です。超マイナーな仮想通貨は市場での知名度や流動性が低く、価格の変動がより大きくなる傾向があります。初心者は市場の動向を正確に予測することが難しく、リスクが高まるため、バランスの取れた投資ポートフォリオを構築する方が適切です。

それでも草コインなどの超マイナーなアルトコインへ投資したいという場合は、捨ててもいい金額で始めることをおすすめします。

詐欺にあわないための３か条

私が詐欺にあいかけた経験から、これから仮想通貨投資を始めようか検討している方へ、心の隅っこに留めておいてほしいことを３つ伝えます。

それでも万が一、詐欺に遭ってしまったり、トラブルに巻き込まれそうな時は、恥じることなく、まず信頼できる親族や友人などの第三者や専門機関に相談するようにしましょう。

※参考： 暗号資産に関するトラブルにご注意ください！ – 金融庁

いますぐに大金が欲しい気持ちは私にもよくわかります。でも中々そんな上手い話は、落ちていません。仕事が辛かったり、給料が安かったり、嫌なことがあったりすると、つい夢物語を信じてしまいたくなりますが、そんな時ほど詐欺に要注意です。

「絶対に儲かる」は絶対に嘘

結果として儲かることはあっても、投資をする前から絶対儲かるとわかる投資はありません。これをいつも肝においておきましょう。未来は誰にもわかりません。

煽りの強い宣伝文句やセミナーに要注意

「必ず1ヶ月で100倍になる銘柄」「確実に稼げる、楽に稼げる」等の宣伝がされている場合は要注意です。こんなことはありえません。現実に起こっていれば、みんな今頃お金持ちです。「必ず」「確実」などの未来を予想した発言には、特に気をつけてください。未来を予言することは、誰にもできません。

特にSNSは、情報の宝庫であると同時に、怪しい情報もたくさんあります。直接的に「買ってください」と言わないところに罠が潜んでいます。実際に勧められた通貨を買って大損しても、最後は「投資は自己責任だから」という言葉だけが残され、泣きを見ることになります。

悪質な情報商材業者によるセミナーで信頼性が低い銘柄を売りつける事例もあります。単なるセミナーではなく、特定の銘柄の購入を進めるような内容のものには注意してください。また日本において、暗号資産取引所の運営は暗号資産交換業者登録が必要であり、原則国内取引所の利用しか認められていません。

一攫千金を狙った博打投資はしない

「明日お金持ちになりたい」と思って記事を読んでくれているあなたへ伝えたいです。一攫千金はまた今度にしましょう。一攫千金を狙うような草コインの怪しいプロジェクトは皆さんが思っている以上に存在しています。一緒にコツコツ投資して、未来でお金持ちになりしょう！堅実な投資が、投資本来のメリットです。

まとめ：リスクを正しく理解して、仮想通貨投資を始めよう

今回は仮想通貨は「やめとけ」と言われる理由と仮想通貨投資のリスクから資産を守る方法について解説してきました。

仮想通貨については、知らないだけでギャンブルや危険なものと思われがちですが、実際には仮想通貨の仕組みやリスクを理解して、投資をするか判断することが重要です。仮想通貨投資の最大のリスクは価格変動の大きさですが、同時に最大のメリットでもあります。少ない資金で大きな利益を狙うことができるため、魅力的な投資対象となっています。

仮想通貨投資を始める際には、リスクを正しく理解して、無理のない範囲でスタートすることが重要です。自身のリスク許容度や目的に合わせた投資額を計画しましょう。

最後に、絶対に儲かるという保証はないことを忘れずに！

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